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2009.07.30 Ryo Ohnuki君のこと
去る2009年6月16日、ぬっきーことRyo Ohnuki君が亡くなりました。
「Stella Musica」にも曲を提供してくれた、私の尊敬するクリエイターの一人です。

書かないと、お知らせしないとと思いつつこんな時期になってしまいました。

ここ数日ぬっきーに関してつらつら書いていたんですが、うまくまとまりませんね。
というか「ぬっきーとわたし」みたいな文章に…。
かなりプライベートかつ整わない文章になってしまうこと、お許しください。






「私、あなたの曲が大好きなんです!大ファンなんです!」
というのが初対面のときの会話。

歪んだ音の先にある光景と温度がたまらなく好きで、すごい人だと憧れていました。
その時はまだまだ自分のアルバムを作るなんて考えたこともなかったけど、それでもいつかこの人の曲で歌えたらと思っていました。

念願かなって「Stella Musica」のために曲を書いてもらっている時、モチベーションが乱高下する彼を食事に連れ出してみたり(超が付く食いしん坊なのです)と色々して、完成した曲に無茶苦茶感動したのもたった7、8ヶ月前のこと。

そうして出来上がった「air」という曲。
Presenceで、予定にはなかったけど急遽ライブでやることになった6月14日。
ライブでどうやって歌えばいいのかなと思っていたのですが、彼がボーカルにリアルタイムでエフェクトをかけて、私から出た声がまるで別に作られた音のように空間に広がって、すごく新鮮な体験ができました。

ライブの途中抜け出しての打ち合わせで「20人くらいで合宿したいなー。音作り合宿!」とか「俺[regalia]のリミックス超作りたーい」といつもの笑顔で話して。
楽しかったね、またやろうねと手を振ってお別れして。



そしてその翌日深夜、彼はいなくなってしまいました。




あまりに突然で、正直今でも実感できているとは言いがたい。

未発表の曲もあるんだから起きてきなよ。
大好きな味卵たくさん作るよ。
おいしいお店、まだ連れて行ってないところいっぱいあるよ。
楽しそうにツマミをいじる姿が目に焼きついているよ。
あれがラストライブなんて信じられないよ。
しかも通夜中にPresenceでやった「air」の音源流れるしさ…涙止まらないじゃないの。

あのものすごく素敵な笑顔しか浮かばないよ。
ぬっきー、本当に今までありがとう。